生まれた瞬間からはじまっていた兄弟の比較
一人っ子時代には気にする必要もなかったようなことが、兄弟ができると起こるもの。
その最たるものが「比較」ではないでしょうか。
兄弟間の比較は、百害あって一利なしといわれます。
だから、わたしも比較しない子育てをしようと、はじめから思っていました。
でも、実は、オギャーっと生まれた瞬間から、比較がはじまっていたのです…!
「お兄ちゃんのほうがよく泣く赤ちゃんだった」
「弟の方が寝返りが早い」
…これって既に、比較ではないかと思ったわけです。
もちろん、そこに悪意はないし、ただ事実として「お兄ちゃんのときは、こうだったよね~」と懐かしみながら振り返っているだけです。
たぶん誰でもすることでしょう。
それはそうなのですが、子どもたちからしてみれば、立派な比較行為かも?
なぜ比較してしまうのか?
それは、おそらく自分の知っている子育てがこの2人だけだからだと思うんですよね。
ほかの参考事例を知らないから、比較になってしまうんですね。
「どっちがいい」ということでなくても、子育ては比較しながらやってしまうもなのかもしれません。
それはもう、生まれた瞬間から、いや生まれる前からはじまっていました。
胎動が多かったとか、少なかったとか。
どっちの方が大きく生れたとか。
まとめ:無自覚の比較には要注意
親になって6年目にして、兄弟を育てるという環境になり、
「子どもがふたり目の前にいると、無自覚のうちに比較してしまうんだな」
と思いました。
親が何気なく放った
「お兄ちゃんはこうだったのにね~」
「弟は〇〇するの早いね~」
といった言葉。
親はただ事実として話しているつもりでも、知らず知らずのうちに子どもを傷つけてしまうことがあるのかもしれないと思いました。
子どもたちは、特に小学校にあがってしまえば、常に比較のなかに身を置いているようなものです。
それは社会で生きる上で避けては通れません。
だから、せめて家の中は比較されない場所にしたい。
相対評価ではなく絶対評価。
いや、評価というより認めてあげること。
無意識、無自覚の比較がクセにならないように、気を付けないといけないと思いました。
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