年の差兄弟のメリット・デメリット(6歳、0歳の場合)

年の差兄弟
Photo by 月舟(photoAC)

次男が生まれて約1年。

年の差兄弟って実際どうなの?

メリット・デメリットは年齢によって変わってくると思いますが、この1年でわたしが感じたことをまとめてみました。

スポンサーリンク

年の差兄弟のメリット

ひとりひとりと向き合いやすい

兄弟ではあるけど、それぞれが一人っ子のようでもあると思いました。

上の子は事実、6年間は一人っ子として成長。

兄弟がいなくてつまらなそうな時期もありましたが、親の注目を独り占めしてきたことには違いありません。

下の子が生まれてからも、それぞれ求められることが違うので、ふたり同時に同じことをしてあげないといけないことは、ほとんどありませんでした。

お兄ちゃんには、学校生活や勉強のサポート。

弟には、ご飯やオムツのお世話。

弟に手がかかることは間違いないので、お兄ちゃんが遊んでほしいときに、相手をしてあげられないことはあります。

そんなときは、弟がお昼寝するまで待ってもらって遊ぶようにします(だんだんお昼寝しなくなって困りましたが)。

あとは、上の子には自分の好きな世界が出来つつあったので(我が家の場合はレゴに夢中)、わたしの手が空かないときは、自分で遊ぶ工夫をしてくれたことに助けられました。

その代わり、「お兄ちゃんが求めていることは何かな…?」と考えて、親の注目が、手のかかる弟だけに集中しないように気を付けました。

いままで家で子どもは一人だったのに、家のなかにもう一人やってきて、良くも悪くもいちばん変化を感じているのは上の子のはず。

だから、上の子と向き合うことに特に気を使った1年目でした。

兄弟を比較しなくてすむ

「兄弟の比較は百害あって一利なし」

「家庭が子どもにとって居心地の悪い場所になるのは“比較”のせい」

兄弟の比較は、兄にとっても弟にとってもいいことはないと言われます。

年が近いと何かと比べてしまうことが多くなりそうですが、弟が生まれて間もなく、兄は小学校へ入学。

いろいろな点で違いすぎて、比べるような状況になりにくいのは助かります。

それでもつい、
「弟のほうが、寝返りがはやかった」とか
「お兄ちゃんは離乳食をよく食べた」とか
思うことはあります。

親としては、比べているというより
少ない育児経験ながら「ひとりひとり違うんだな~」と思っているだけなのです。

でも、口に出すと、もしかして言われたほうは子ども心に「評価されている」「比べられている」と思うかもしれません。

だから、心で思っても言わないようにしました。

上の子が頼りになる

「まだ小学校1年生なのに、下の子のお世話の当てにするのは可愛そう…」

と思ってはいるのですが、やっぱり助けられることが多いです。

トイレに行きたいときに、様子を見ていてもらったり。

手が届かない物をとってもらったり。

弟もお兄ちゃんにとてもなついているので、何かと助けられます。

その代わり、助けてもらったら、ちゃんと「ありがとう」と伝えるように心がけました。

我が家の場合、家族4人の関係が、

大人2人+子ども2人
というより、
大人2人&長男+弟

という感じが強く、お兄ちゃんは頼りなる同志のような存在です。

心に余裕をもって子育てできる

ちょっとしたことのようで、実はとても助かっているのが、ふたり同時に泣かないこと(笑)。

年が近いと、お互いの利害がぶつかって同時に泣いたり、つられて泣いたりすることがあると思いますが、年が離れていると、そういうことは起きにくいんだなと気付きました。

子育てしていれば、どうしてもイライラすることはあるけど、ふたり同時にギャン泣きして、「も~勘弁して~!」というシーンがないのは、核家族で昼間はワンオペ育児の我が家には助かります。

弟は毎日泣いているのに対して、お兄ちゃんが泣くのは、小指を角にぶつけたときや、自分がやりたいことが思うようにできなかったときなど。

そんなときに限って、弟は笑っています(笑)。

子育て中のイライラが比較的少なく、想像していたより穏やかな日常を過ごせていると感じる日々であります。

周りの人が下の子を可愛がってくれる

上の子を通した人付き合いが、ある程度完成してしまっているので、何かと上の子の都合で出かけることが多いです。

そすると、やたらと弟を可愛がってもらえます(笑)。

おそらく、もう子育てが次のステップに入りつつある人達ばかりだからでしょう。

「いまさら赤ちゃん!かわいい!抱っこしたい!」

みたいな感じなってくれるので、外出したほうが、家にいるより楽できることも(笑)。

年の差兄弟のデメリット

上の子が遠慮しがち

上記のようないろいろなメリットを感じられるのは、言ってしまえばお兄ちゃんの犠牲があるからなんだろうな…、と正直思います。

事情がわかる分、自分を抑えがちなことがあります。

  • 弟はおっぱいの時間
  • 弟はオムツを変えなければいけない
  • 弟が泣いているから、お母さんは抱っこしないといけない

そういう状況のときに困るようなワガママを言わない偉いお兄ちゃん。

そして、自分が甘えようにも、わたしの体にはピッタリ弟が張り付いていることが多いので、つい身を引いてしまうお兄ちゃん。

兄として乗り越えるべき部分もあると思いますが、お利口で空気の読めるお兄ちゃんに甘えてはいけないなと自分に言い聞かせています。

勉強や遊びの邪魔をされる

弟がハイハイで移動できるようになると、お兄ちゃんが学校から帰ってきて宿題しているときに、やたら足元にまとわりついてランドセルや椅子をカチャカチャいじろうとします。

なんですかね、あれは。

ランドセルの中身も引っ張り出そうとするから、

「も~、だったら〇〇(弟のこと)が宿題やってよー!」

といつも怒られています。

寝るタイミングが合わない

本当は弟を先に寝かしつけしたいのですが、そうしているとお兄ちゃんの寝る準備ができません。

なので結局、弟はほったらかしで遅くまで遊んでいて、お兄ちゃんの寝る時間(いまは9時)に一緒にベッドに行くという生活です。

これは年が離れていなくても起こりうることかもしれませんね。

保育園入園に兄弟が考慮されない

保育園に兄弟が入所していれば、下の子は審査で有利になる(点数が加算される)のですが、卒園してしまったのでメリットはなし。

兄弟割引もなし。

残念ですが、仕方なし。

親の体力に不安

年の差兄弟だからというより、わたしが高齢出産したからですが、やっぱり上の子のときより体力ないなと思います。これからますます体力が必要なのに。

寝かしつけや、夜中に起きたときも、抱っこで寝かせるのは疲れるので、つい授乳してしまいます。

そのため1歳過ぎたいまも、夜中にバンバン起きます。

で、授乳で寝かせるからいつまでたっても朝まで寝ない悪循環か…。

「ま、なんとかなるかぁ」

と心の余裕だけはあるので結局はあまり気にしていませんが。

上の子のときの子育てを忘れている

これも、歳の差というよりわたしの記憶力が問題かもしれませんが…、

「お兄ちゃんのときは、どうだったっけ?」

というのを、本当に思い出せないことが多くて、上の子の育児が参考になりません(笑)

どうやって寝かしつけしていたか…

いつ頃から言葉を話せるようになったか…

全然覚えとらん!

まぁ、無用な比較をしなくて済むから、むしろ忘れていたほうが良いこともあるかも?

デメリットも見方次第でメリットに

6歳以上年が離れると、小学校とは12年間付き合うことになりますよね。

「子育て期間が長くなる」

これは一見、デメリットのようにも思えますが、みなさんはどう思われますか?

人生80年として、いわゆる子育て期間は、そのうち18年くらい。

同じ屋根の下で生活するのもそれくらいかもしれない。

実はとても短い。

そう考えると、子育て期間が長いのは、むしろ楽しい時間が長くなるとも言える。

わたしにとって幸せなことなのです。

「つ」が付くうちは、膝の上

と聞いたことがあります。

ひとつ、ふたつ、みっつ・・・、やっつ、ここのつ。

つまり9歳まではしっかり抱っこして甘えさせよということだそうです。

お兄ちゃんはもう大きくて、膝の上に乗せるとかなりの重量感と圧迫感がありますが、まだまだスキンシップを取る期間と心しています(いずれ触りたくても触らせてもらえなくなるし…)。

わたしは愛情表現が得意とは言えないので、なおさらです。

年の差が「6歳」でよかったこと

年の差が6歳になったのはたまたまですが、この「6歳差」だったために、とても良かったことがあります。

それは、長男の小学校入学と育児休暇が重なったことです。

我が家は共働きなので、小学校入学と同時に長男は学童保育に通う予定でした。

でも、長男が年長のうちに次男が生まれたので、わたしは小学校入学のタイミングで家にいることができました。

小学校生活は、親にとってもはじめてのこと。

分からないこと、不安なこともあるなか、入学準備から学校生活に慣れるまでの期間を、じっくり見てあげることができました。

毎日の時間割り準備や宿題をする様子を見ていると、

「この子は、こういう進め方をするんだ」

「これは得意だけど、これは苦手かな」

など、長男の個性がよくわかりました。

自分で学校から帰ってくる様子もとても新鮮で、「ただいま~」と玄関が開くのが楽しみでした。

「これからも、学校から帰ってくるのを、家で待っていてあげたいな」

と正直思いました。

2年生からは学童保育に通うことになりますが、この1年間は貴重な体験で、とてもよい思い出になりました。

まとめ

いま現在、感じているメリットや・デメリットをまとめてみました。

リストアップするとデメリットのほうが数が多くなって焦りましたが(笑)、どれも何とかなることばかり。

わたしの気持ちとしては、メリットしかないと思っています。

きっと、毎年毎年、その年齢ならではの良い面、大変な面があると思いますが、「短所も見方を変えれば長所になる」という精神で向き合っていきたいと思います。

スポンサーリンク

合わせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました