勉強は、小学校入学から社会人になるまで、毎日続くもの(まぁ社会人になっても続きますが)。
そんな、毎日取り組むものに苦手意識を持ってしまうと、それだけで毎日が少しずつ嫌になってしまうと思いませんか?
できれば、子ども達には勉強を好きになってほしい。
そう思って、長男が保育園に通っている間から、わたしがまずはじめたことがあります。
それは、早期教育でも特別な学習法でもありません。
「勉強は面白いよ!」と親から子どもに伝えることです。
え!そんなこと?
と思われた方は、ぜひお読みください!
勉強は面白い!それを子どもが知らないのは、大人がそう伝えないから
本来、勉強は知らないことを知ることができる面白いもの。
このすごく単純な、「勉強すれば知らないことを知ることができる」「勉強は面白い」ということが、案外、子どもに伝わっていないのでは?と思います(いやいや、勉強は面白くないよという反論は後程…)。
それはなぜか…?
大人が伝えていないからかもしれないです。
勉強と聞くと、どんなイメージがあるでしょうか?
たとえば、
- 小学校からはじまるもの
- 将来のために必要なもの
- 面倒だけどやらなければならないもの
わたしが思い付くのはこんな感じ。
自分で言っておいて、とても楽しそうには思えません(笑)
義務教育という言葉の響きも、とても硬い。
「勉強好きですか?」
と聞かれて、
「好きです!」
と即答する人もあまり見たことがない。
世の中全般、勉強ってこんなイメージが強い気がします。
これでは、子どもが自然と勉強を好きになる訳がないと思いました。
普段の会話も、
「うちの子、授業に付いていけるかな…」
「宿題しないと先生に怒られるよ!」
「中学受験の準備、大変だよね~」
とか。
勉強って大変!という前提で会話しているような気がします。
そうじゃなくって、
勉強って本当はとっても面白いんだ。
なぜなら、自分が知らないことを知ることができるから。
そのことに100%時間を使えるのは子どもの間だけなんだよ!
それを、明確に伝えてあげないとと思いました。
親が勉強を面倒なものと思っていると、子どもも面倒くさがる
子どもは大人の言うことは聞かないが、真似はするといわれます。
たから…、
そもそも、親のわたし自身が、勉強を面倒なものと思っていたら、子どもも「勉強って面倒なんだ」という先入観が付いてしまうのではと思います。
「宿題はやったの?」「勉強しなさい」
と言うだけでも、言葉の端々にそれが滲み出るかもしれませんね。
だから、まずは親自身が勉強は面倒という認識を捨てることができたら、とてもいいと思います。
親も興味を持って一緒に学ぶ
実のところ、わたしもずっと「勉強は必要だからやるもの」という認識で、楽しいという感覚はありませんでした。
しかし、子どもが生まれてから、その気持ちが一変。
子どもの成長とともに、出会う絵本や図鑑で知る世界は発見の連続でした。
「恐竜って思ったよりカラフル!」
「木星ってそんなに大きかったの?」
純粋に「面白い!」と思いました(昔は興味なかったのに不思議です)。
小学校の勉強がはじまっても、
「いまどきはそうやって計算を覚えるんだ~」
「漢字を習う順番って、画数順ってわけでもないのね」
とか。
子どものおかげで、「知らないことを知るって楽しいし面白いことなんだ」とようやく気付くことができました。
子どもは基本、怠け者。だからこそ親の応援が必要
では、長男はどうかというと、入学前からわたしに「学校は楽しいよ!」「勉強って面白いんだよ!」と言われてきたおかげ?(だといいですが)、小学校に入学するのを楽しみにしていました。
比較的、毎日楽しんで通っているように思えます。
本人の資質や周りの環境のおかげも大きいですし、子ども自身は、みんな行くから「学校に行く=当たり前」と単純に思っているだけとも考えられます。
でも少なくとも、わたしが「勉強=嫌い、面倒」とは思っていないので、わたしの認識が子どもに影響を与えていることはありません。
それよりも「この子はえらいな!」と思うのは、日常生活の中で、日々いろいろなものに興味を持ち、それを話したり質問したりしてくれること。
テレビ画面に映る文字を見て「これなんて読むの?」と聞いてきたり、サッカーの国際試合を観て、対戦相手について「この国はどこにあるの?」と質問したり(分からないので一緒に世界地図で調べます…)。
学校だけが勉強の場ではないんだなぁと気付くことの多い毎日です。
一方、日々の日課である宿題などの家庭学習は、やるはやるけど「楽しい!」「面白い!」という感じはなく…(笑)
「だって、やらないとダメでしょ?」「そりゃ遊びのほうが楽しいよ」と。
やっぱり、そんなもんなのね…。
でも、それについても納得しました。
お子さん4人を東大理Ⅲに合格させたママ、佐藤亮子さんが、「子どもは基本的に怠け者で勉強が嫌い」と著書のなかではっきりおっしゃっていたからです。
わたしはそれを読んで「あ、やっぱりそうなんだ!」とホッとしました。
だって、長男の行動を見ていると、宿題以外の部分もほんと怠け者だな~と(笑)
疲れた~って結構すぐ言うし、洗濯物を洗濯機に入れるために10歩歩くのも面倒くさそう…。
特に、自分で自分のことができるようになってきた年頃からそんな様子が目立つようになりました。
まぁ大人だって同じそうですよね。
だから責める気はない。
人間はみんな、ベースは怠け者なんだと思います。
だからこそ、子どもが頑張って机に向かっていたら、それを当たり前と思わず、「頑張ってるね~」という気持ちで応援して見守ってあげることは、親が出来る何よりのサポートになるはず。
親は、子どもにとって、いちばんの応援団長でいられるといいですね。
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