子どもの過剰歯は手術?様子を見る?「過剰歯があります」といわれたわが家のケース

過剰歯 健康・安全

こんにちは!
6歳差兄弟を育てる2児の母・ひまわりと申します。

最近、小2の長男の前歯に過剰歯を指摘され、不安な日々を過ごしました。

「抜いたほうがいいね」と言われながら、最終的にはしばらく様子をみることに決めたわが家ですが、決断に至るまで、どんな検査をして、何を指摘されたかをまとめました。

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永久歯が生えてこない

わたしには過剰歯という前知識はまったくありませんでした。

ではなぜ、長男に過剰歯が見つかったかというと、前歯の永久歯がなかなか生えてこなかったからです。

上の前歯、中央から数えて左右2番目の歯が生えてきません。

子どもの歯が抜けたのは1年生の頃なのに、2年生の秋になっても生える気配がない。

そこで、虫歯の定期健診ついでにレントゲンを撮ってもらったところ、正面の前歯2本の上に、余分な歯の影が1本見えたのでした。

口腔外科を受診する

長男の前歯は、中央に隙間が空いています。

レントゲンの結果、過剰歯が邪魔しているために、上の歯の正面に隙間ができて、それによって、2番目の前歯が生えてくる隙間が狭くなっていることが疑われました。

手術で過剰歯を抜く必要があるかもしれない…。ということで、紹介状を持って口腔外科を受診することになりました。

口腔外科ではレントゲンのほかにCTも撮影し、過剰歯の厳密な位置を特定しました。

過剰歯のCTで分かったこと

CTを撮影して分かったことは2つです。

  1. 過剰歯の映える向き
  2. 過剰歯の正確な位置

過剰歯の映える向き

過剰歯がほかの歯と同じ向きに生えている場合を「順正過剰歯」といいます。

逆向きに生えている場合は「逆性過剰歯」といいます。

長男の場合は「順正」でした。

過剰歯の正確な位置

過剰歯の正確な位置をつきとめることで、この歯が今後、生えてくることがあるのか、本当に永久歯が生えるのを邪魔しているのか、手術する場合の難易度が推測できます。

長男の場合は、顔の側面から見て、ちょうど前歯の裏側にちょこんとありました。

先生に言われたことは、

  • 過剰歯が生えてくることがあるかもしれないし、ないかもしれない
  • 仮に手術となった場合も、比較的やりやすい位置である

しかし、先生には手術を勧められるでもなく、「手術するなら対応しますよ」というスタンス。

親は何を判断基準にすればいいの?困った!

過剰歯を放置することのリスクは?

過剰歯のリスクはその位置や向きなど個人差があるので、わが家のケースです。

長男の過剰歯は順正でした。

過剰歯を放置することのリスクは、「歯並び」でした。現時点で生える予定の永久歯が生えてきていないし、将来的に出っ歯になる場合もあるなど。既に生えている永久歯の根っこに影響を与える場合もありうるとか。

過剰歯を抜く?抜かない?どう判断する?

結局、口腔外科の先生は抜く抜かないの判断は下さず、歯科矯正の専門医を紹介されました。

「歯科矯正の先生にレントゲンとCTを診てもらって、相談してください」と。

ふたたび紹介状を持って歯科矯正の先生を受診しました。

先生の見立てでは、「必ずしも抜かなければならない」というものではないようでした。

抜いたほうが歯並びはよくなる。でも、抜かずに、針金をつかって前歯のすき間を埋める矯正により、現在生えてこない永久歯が生えやすいよう隙間を作ってあげることもできそうだ。

しかし、小児歯科矯正という大きな視点で見た場合、過剰歯のある上あごの前歯を部分的にみるのではなく、口全体の歯並びを総合的に整える方向で考えることもできる。

そう考えると、いますぐではなくても、永久歯への生え変わりがもう少しすすんだ後、~中学生頃まで様子を見ていく方法もある。

…むずかしいのですが、そんな感じでした!

そして、親子どもども手術が怖かったわが家は、「過剰歯は、いますぐ抜かずに様子をみる」という選択をしたのでした。

わたしたちが「できれば抜きたくない」という意思表示をしたために、そちらの方向に話が進んだ部分もあります。

過剰歯ってよくあることなの?

今回、長男のケースではじめて過剰歯を知ったわたし。

過剰歯の手術は「口腔外科、入院、麻酔…!」と聞いて不安になり、ネット検索以外にも、多方面に過剰歯について聞いてみました。

次男の保育園の先生
次男の保育園の先生

あ~、歯科検診で、たまに”過剰歯の疑いあり”って書かれる子、いますよ。
うちの娘もあったし。歯が少ないケースもありますよね。

長男の小学校の保健の先生
長男の小学校の保健の先生

歯科検診で”過剰歯の疑いあり”と書かれる子は、全学年あわせて2~3人くらいかなぁ。でも、その後に『手術をしました』と報告を受けたことは、わたしはないですねぇ。そんなに多い印象はないです。わたしが知らないだけかもしれないけれど…。

その他、知人や親に聞いてみたら、意外と多かったのが、過剰歯より歯が少ない「先天欠損」というケース。大人になってから差し歯とかしてるうという話が意外と多くて驚きました。

まとめ

今回、長男の過剰歯を指摘されてから最終的に見守ることに決めるまで、4件の歯科医&口腔外科を受診することになり、不安な日々を過ごしました。

受診先のどの先生方も「これは、抜いたほうがいいですよ」とまで断言される方もおらず、紹介状で病院をまわされますます不安に…。

知識がないのでネットで調べるわけですが、過剰歯についての解説はいろいろ見つけられても、手術についてはあまり解説や事例がなく不安は深まるばかりでした。

最終的には、わたしたち親が手術に抵抗があったことで、「生命にかかわるリスクがないのであれば、いまは見守ろう」という結論に落ち着いたわけですが、リサーチ中には、手術を決断された方の体験ブログなんかも読ませていただき「すごい!頑張った!」とエールを送りたくなりました。

今回は、わたし自身が、過剰歯の対応事例をもっとしりたいと思ったことから、わが家のケースをブログにまとめてみました。

ある日突然、過剰歯に遭遇して不安になっている方の参考になれば幸いです。

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