こんにちは!
6歳差兄弟を育てる2児の母・ひまわりと申します。
子どものちょっとした切り傷、すり傷は、家庭で手当することが多いのも。
そのため、いざ受診しようとしたとき、一体何科を受診したらよいのか、分からなくて困りました。
さらに、自分の傷の手当て方法が、全くの時代遅れだったことが判明!
そんな体験談です。
切り傷は形成外科か皮膚科を受診しよう
ある日、次男(1歳)の足の薬指に、皮がめくれたような赤い傷ができていました。
いつの間に?
指に重いものでも落としたか?
あまり重症にも見えなかったので、「そのうち治るだろう」と放置していましたが、1週間たっても真っ赤なまま。
よく見ると、傷口がジュクジュクして皮膚が裂けているようにも見える…。
痛がる様子はないけど痛々しい…。
「これは、受診したほうがよい?」
「でも、切り傷って何科?」
これまで切り傷で病院へ行ったことがなかったので、いざ受診しようとしたとき、どこに行けばよいのか分かりませんでした。
調べたところ、切り傷は形成外科。あるいは皮膚科がよいようでした。
小児科よりも専門的に診察してもらえるとのこと。
肌荒れで受診しているかかりつけの皮膚科はありましたが、今回は「傷」の治療。
形成外科に行けば間違いないはず。
人生はじめて形成外科を受診しました。
形成外科と整形外科の違いは?
ところで、形成外科と整形外科って似ていて間違いやすいです。
形成外科は、ケガや病気、あるいは先天的なものも含めて、体の表面や形を扱い治療するところ。
一方、整形外科は、骨折や打撲など、体の運動機能に関わる部分を主に扱うところだそうです。
傷の手当の基本1:消毒はしなくてOK
さて、昭和生まれのわたしは、子どもの傷口を消毒液で消毒していました。
でも、現代の常識では、傷口は消毒する必要がないそうです。
消毒することで傷の治りが遅くなり逆効果だとか。
水道水で、砂、泥、ホコリなどの汚れを、きれいに洗い落とすだけでよいそうです。
傷の手当の基本2:傷口を乾かさない「湿潤療法」
そして、もうひとつの常識が、傷は乾かさずに治すこと。
湿潤療法といいます。
傷口から滲出するさらさらした液体には傷を治す成分が含まれているため、傷口は乾燥させてかさぶたを作るより、保湿された状態を保っておいたほうが、早く、きれいに治るそうです。
傷口が乾かないと、いつまでも治っていない印象がありましたが、そういうことではないんですね。
病院では抗菌作用がある軟膏をもらい、それを傷口に塗ってガーゼなどで乾かないようにしておくよう指導されました。
仮に、病院に行かず家庭で手当するときは、「キズパワーパッド」など市販の傷用パットを使うとよいです。
あれは、絆創膏のように見えますが、ハイドロコロイドという素材が使われた湿潤療法のためのパッドなんですね。
これが、傷口で滲出液を吸収するとゲル化して、傷口を湿らせた状態を保ったままフタをする役割をします。
傷用パッドがない場合は、ワセリンと、傷口に付着しないタイプのガーゼで代用できるとか。
あと、ラップを使うという応急処置も。
ちなみに、一般的な絆創膏はふやけるのでよくないと言われました。
わたしのやっていた「消毒して絆創膏を貼る」というのは、いまでは時代遅れの昭和スタイルでだったのです…。
破傷風を防ぐ4種混合予防接種を受けておこう
傷口がいつまでもグジュグジュしていると、傷口から細菌が入って化膿したり、場合によっては高熱が出たりしないのかと心配になりました。
膿を持っていないか、傷の周囲が赤く腫れ上がっていないか、熱を持っていないかなどがチェック項目となるようです。
また、傷口からの感染で重篤なものは破傷風。
子どもの場合、生後3か月頃から受けられる4種混合予防接種に破傷風のワクチンが含まれているので、きちんと受けておくことが大切になります。
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次男の足の傷を湿潤療法に変えてみると、1日経たないうちから赤みが引いていき、みるみる痛々しさが消えていきました。
振り返れば10年以上前にキズパワーパッドが発売された頃、「あれ、絆創膏じゃないんだって」と話した記憶が…。
適切に使えば、傷は早く、そして綺麗に治るというから、主婦にもありがたいもの。
一度使ってみたくなりました(^^)
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