子どもは、いろいろな質問を親に投げかけます。
それに親はどう対応してあげるとよいのか…?
日々、悪戦苦闘していますが、実は親の役割は、答えを教えてあげることではなかったのです。
子どもは、いろいろな質問をしてくる
わたしが長男から受けたことがある質問を書き出してみると…、
理科系
- 雨はどうしてふるの?
- 雷はどうしてなるの?
- 鏡はどうやってつくるの?
- 豆腐やどうやってつくるの?
社会系
- 議員って何をする人?
- 総理大臣って何するの?
- 選挙って何?
国語系
- 「うっとり」ってどんな顔?
- 「森」と「林」は何が違うの?
- 「デカ(刑事)」って何?「ブカ(部下)」はデカの仲間?
- 「双子」の男の子版って「双男」?
知らないが故の、面白い質問もあって、子どもの発想力はすごい!と感心してしまいます。
真似しようとしても大人には難しい。
答えを教える必要はない
こんな質問に、親として、どう対応したらよいのか日々悩んでいました。
子どもの「なぜ?」、「どうして?」に答えるのって、プレッシャー。
素朴な疑問ほど、説明するのが本当に難しいです。
でも、ひとつ救われました。
幼児教育の専門家の話では、
大人が答えを与える必要はないのだそうです。
なぜなら、何でもすぐに答えを与えてしまうと、想像力や考える力が育ちにくいから。
子どもが「なぜ?」と聞いてきたら、
親は「よく気が付いたね!どうしてだろうね?」と自ら考える手助けをしてあげる。
そして、子どもが自分なりに答えを見つけたら、「よく考えたね!」「それはいい考えだね!」と受け止めてあげる。
それでいいそうです。
それなら、わたしにもできる!とひと安心。
わたしは、「子どもが興味を持ったときに答えを知ったほうが、知識が身に付くのでは?」と思っていましたが、子どもの「なぜ?」に親がいつも答えを与えることは、子どもが自ら考える力を奪うことになるそうです。
確かに成長しても、答えを待っている指示待ち人間になってしまうようでは、自分で生き抜く力が育たないですよね。
親も学びに付き合ってみるが…
以前、「雨はどうしてふるの?」と聞かれたとき、この興味が覚めないうちに一緒に調べてみよう!と図書館で図鑑を探しました。
でも、小学生向けの本も、1年生にはまだ難しすぎて分からん!
わたしがコレでもない…アレでもない…と探しているうちに、長男は興味を失ってなぞなぞの本を探しにいってしまいました(笑)
長男には、まだ「調べる」は難しいかな…。
それに、「なぜ?」とは思うけど、じゃあ、どこまで“本当のこと”や“正しい答え”を求めているのかというと、そこには大人と子どもで認識に差がありそうです。
親は答えを与えたがるけど、子どもは、「どうしてかな~?」と自分で空想するほうが楽しいのかもしれない。
いろいろなことに「なぜ?」と思う質問期は5歳頃からはじまるそうですが、正解を教えても、まだまだ理解できないことも多いはず。
やっぱり、専門家の言うように、親が答えを教えてあげようとする必要はないのかも?とますます思いました。
であれば、正解を知ることではなく、自分の頭で一度考えてみる方を伸ばしてあげたほうが、断然子ども達のためになりそうです。
質問攻めにあっても、「そんなの知らないよ!」「うるさいなぁ。後でいいかなぁ」と切り捨てず、 子どもの「なぜ?」に親も楽しい気持ちで付き合ってあげる姿勢が大切だなと思いました。
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