子どもが骨折で手術!入院や麻酔、痛みはどう?<体験談>

健康・安全

右手首を骨折した4歳次男は、負傷1週間後に骨を針金で固定する手術を受けることになりました。

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負傷から1週間後に手術が決定

「右橈骨遠位端骨折」という診断名が付いた次男の骨折。
右手首から数センチ離れた位置で、太い方の骨がぽっきり折れていました。

子どもの骨折は治りが早いこと。
多少骨が曲がっていても自然にまっすぐになる力があること。
この2点から、初診ではギプス固定で経過をみることになりました。

ところが、1週間後のレントゲンで、折れた骨の角度が負傷当時より曲がっていたのです。

「この1週間の過ごし方が悪かったのでしょうか?」と聞いてみましたが、
主治医には「骨折の運命は折れたときにほぼ決まる。過ごし方ではない」と言われました。

おおよそ20℃以内の曲がり具合であれば、だいたいは自然にまっすぐになっていくそうです。

次男は20℃くらいだったのですが、骨折が12月中旬。これからお正月で休診になることから、
「手術で固定してしまったほうが、お正月は安心して過ごせると思いますよ。手術は明日にでもできます」ということで手術の提案を受けました。

この1週間、痛がることもなく過ごしたので、てっきり良好な経過だと思い込んでいたわたしは、すっかり気が動転してしまいました。

自分も経験のない骨折の手術。全身麻酔への不安も大きかったのですが、悩んだ末に受けることにしました。

このまま経過をみる選択肢もありましたが、曲がったまま骨がくっついていくと、手首の動きになんらかの制限がでる可能性もあるようでした。
不安な気持ちで年を越すより、安心な状態で過ごそうという結論になりました。

手術前夜や当日の朝の食事

全身麻酔を使う手術のため、前夜は夕食の後から絶食でした。

当日の水分は朝7時まで、それ以降は飲むのはNG。

「ゆっくり寝かせて、パジャマのまま連れてくる感じでいいですよ」と言われました。

術前の検査は子どもは少なく、血圧を測るくらいでした。

朝からぎっしり埋まっているオペスケジュールの中で、次男は2番目だったようです。

病室で待つ時間が暇なので、飲み食いできないのを紛らわすためにも、絵本やおもちゃで時間つぶしをしていました。

(ちなみに術後は食事制限もなく、お菓子やジュースもOKでした)

はじめての手術室と全身麻酔

次男の手術は、骨折部位に針金を通して骨をまっすぐに固定するというものでした。
手術にかかる時間も15分程度。整形外科医にとってはとても簡単な手術のようです。
それでも全身麻酔は不安でした。

麻酔については、麻酔科の先生が前日に、子どもに直接手術の説明をしてくれました。

「〇〇くんのケガを治すために、先生が魔法をかけます」。

麻酔の手順は、まずマスクで眠くなるガスを送り、眠らせてから点滴針を刺すという流れでした。
子どもにとっては眠っているうちに痛いことはすべて終わります。
麻酔科の先生は次男に深呼吸「ふーっ、はーっ」だけ練習してきてね、と伝えていました。

手術当日、先生たちは「これから探検にいこう!」と次男を手術室に誘導してくれました。
いままで見たことにない不思議な機械に気を取られながら手術室に入り、
酸素濃度を測る機会や心電図のパットを体に装着されると、それに反応してグラフが出るモニターを興味津々で見ていました。

その流れでマスクを口に付けられ、3回呼吸すると寝てしまいました。
わたしの付き添いはここまで。

約1時間後に手術室から出てくるまでは、売店で次男の好きな飲み物やデザートを買っておき、病室で待機していました。

術後は、術前とおなじようにギプス姿で出てきたので、傷口がどうなっているのかは全く見えない状態でした。

子どもに手術することをどう伝えるか

急な入院・手術となり、本人にどう伝えよう?嫌がったらどうしよう?

考えた末、次男には、あまり事前情報は伝えずに過ごすことにしました。
「明日はお母さんと病院へ行くよ」ということだけ伝えていました。

よく分かっていないながらも前夜は「入院いや」と言っていましたが、「先生が言われた『ふーっ、はーっ』だけ上手にできれば、ケガは治るよ」と伝えると、素直に呼吸の練習をしていました。

当日も先生方のおかげで、恐怖心より好奇心で手術室に向かえたようです。

むしろ、慎重派の長男のほうが、次男の手術のことを聞いて怖がっていました。

麻酔から覚めるときのせん妄で大泣き

今回の手術でちょっとびっくりしたことといえば、麻酔から覚めるときの大泣きです。

麻酔科医からは予め「麻酔から覚める時、お子さんは泣き暴れるけどビックリしないでくださいね」
と言われていました。
決して痛くてないているわけでなないそうです。

次男も、手術を終えて迎えに行くと、泣き暴れていました。夜泣きのひどい感じで、ちょっと足をバタバタさせて乱暴でした。

最初は声をかけても聞いているのかいないのか分からない状態で、泣きながら眠り、また起きてちょっと泣いては眠り、、と繰り返すうちに落ち着いてきました。

家でも、ひどいかんしゃくを起こせばこれくらい泣き暴れるかな?、それより少しひどいくらいかな?という程度でしたが、何も知らずにいると驚くと思います。

入院は1泊?日帰り?

当初1泊の予定でしたが、経過がよければ当日退院できるよということでした。

術後は、しばらく痛がっていましたが、それも次第に落ち着き、夕飯はしっかり食べられる状態に。
親としては念のため1泊してもよかったのだけど、病室に飽きてしまった次男の希望で夜には退院しました。

次男の骨折も思いがけないケガだった上に手術になるとは思っていなかった今回。

いろいろな決断を迫られ気持ちが付いていかなかった部分も多かったのですが、いまは落ち着いて過ごしている様子をみると、手術は受けたよかったなと思っています。

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