この記事にたどり着いた方は、「ママ友って必要?」「子どものためにはママ友作らないとダメ…?」など、疑問や迷いをお持ちのはず。
もし、あなたが保育園ママなら、
ママ友、急いで作らなくても全然平気です!
ママ友がいないという理由で、子どもが孤立することもないです!
と、長男が小学生になったいま、声を大にして言いたい…。
これは幼稚園ママにも共通する部分もあると思いますが、状況や世界が違うし、何よりわたし自身が体験していないので、ここでは保育園のケースに話を絞ります。
そもそもママ友とは…?
ひとくちに「ママ友」といっても、いろいろな捉え方があると思います。
ここでは話を分かりやすくするために、
ママ友…連絡先を交換して、プライベートでも子連れで会う友達
と定義しておきますね。
子どもが生まれると、嫌でも地域で顔見知りが増えます。
それ自体に抵抗がある方は少ないと思います。
悩むのは、そういったどこかで顔見知りになったママと、連絡先を交換して、約束して別の日に会うかどうか?ではないでしょうか。
保育園年少まで、ママ友はゼロだった
長男は8か月から保育園に通っていましたが、入園前はもちろん、入園後も3年間はママ友ゼロでした。
長男のクラスメイトや送迎時間が同じママとは顔見知りではありました。
でも、休日に遊んだり、情報交換したりするわけでもない浅い関係。
それが、長男の人間関係に悪い影響を与えているかというと、そんなことは全くありません。
ママ友より、「○○くんのママ」という存在が自然に出来るのを待つ
長男が保育園年少(3歳クラス)のときに、はじめてのママ友ができました。
えっ?なんだ、結局ママ友いるんじゃん!
って思われるかもしれません。
では、なぜママ友ができたかというと…、
子ども同士が、休みの日に「一緒に遊びたい!」と言うようになったからです。
その時点で、お互い顔見知りではあったけれど連絡先は知りません。
保育園の送迎時間も違っていたため、担任の先生を介してお手紙をもらい、はじめて連絡先を交換しました。
なので、ママ友ができたのは、子どもがきっかけでした。
わたしの中では「ママ友」というより、「〇〇くんのママ」という認識です(一緒か)。
何を伝えたいかというと、子どもがまだはっきりと意思表示できないうちから、無理をしてママ友を作る必要はないと思うのです(ママ自身が楽しいのならいいんですが)。
仮に、「子どもが喜ぶかな…?」と思って、休日に遊ぶ約束をしたとします。
1歳、2歳くらいだと、同じ空間で遊んだとしても、結局は別々のオモチャでひとり遊びしているだけ…みたいな感じになることが多いです。
で、その間、ママ同士はお話。
お話が好きで、その時間が楽しめるママならいいけど、わたしみたいな話下手には、その時間は苦痛でしかありません(笑)
ママ友がいなくても孤独ではなかった
わたしは県外出身で、主人の仕事の都合で、いまの地域に住むようになりました。
だから、地域に知り合いゼロの状態から子育てをスタートしました。
その上、連絡を取って会うママ友も長らくいなかったけれど、それを孤独と感じることはありませんでした。
たぶんわたしがそういう性格だから。
保育園の友達と公園や子育て支援センターで偶然会えば、一緒に遊ぶこともありました。
買い物ですれ違えば、声をかけて短い会話もしました。
その程度の付き合いで、わたし自身は十分満足でした。
保育園ママはドライな関係が多い。でも子ども達は仲良くなる
後々、仲良くなってから聞いてみると、ほかの保育園ママ達も、早いうちから連絡先を交換して休日に遊んでいるいる人は限られていました。
平日は仕事で家にいない分、休日は家族で過ごす、ゆっくりする家庭が多いようです。
あとは、買い物や家事など、休日にやりたいことがたくさんあるから、休みの日まで保育園の友達とは遊んでられないとか…。
毎日の送迎でも、お互い急いでいるから、顔を合わせてもあまり深い話をする機会もありません。
親同士はそんな近すぎず遠すぎずのドライな距離感でした。
でも、子ども達は違います。
一緒にいる時間が長いので、とっても仲良し。
その関係が、小学校に入っても続いています。
そして、子どもが仲良しだから、親も自然と仲良くなるというのはありました。
「気が合わないママだったら…」という不安もありましたが、
環境が似ているのと(共働き、住んでいる地域など)、お互いに、いい距離感を保とうとしている部分もあり、嫌な思いはしたことがありません。
親としては、子どもが仲良くなってくれれば、それ以上のママ友付き合いは不要かと。
いま、とても心地よい、スッキリした人間関係で過ごせています。
保育園入園前は、ママ友作りに悩んだ時期も
実はわたしも、子どもが保育園に入園するまでは「ママ友は作るべき?」という迷いをずっと持っていました。
地域の子育て支援センターなんかに行くと、プレッシャーを感じるんです。
わたし以外の人は、みんな親しそうに話せるママ友がいる…。
「みんな、いつの間に友達に…?」
「わたしの性格のせいで子どもが孤立したら可哀そう…」
不安だし焦りました。
それに、4か月検診で保健師さんから受けた質問を、いまだに忘れられません。
保健師さん「ママ友は、いますか?」
…えっ、いなきゃダメなの?
保健師さんは、子育てを相談できる相手が身近にいるかどうかを聞きたかったみたいなのですが、聞かれたほうは「ママ友がいないのはダメ親」とでも言われたかような気になってしまいます。
結局、子育て支援センターにいってもそれほど楽しいと思えず足が遠のき、ママサークルにも入らなかったので、ママ友はできないままでした。
一度だけ、センターで顔見知りになったママと近所で偶然会って、連絡先を交換したけど、結局それっきり。メールすることも会うこともなく…。
長男が保育園に入園してからも、 「保育園ママと仲良くなるべきかな…?」 という迷いはずっと胸に秘めていました。
「あのママ達は、もうタメ口で話す仲なんだ…」とか、
「わたしが積極的でないから出遅れたのかも…」とか、周りを気にしてしまうことも。
そんなモヤモヤした気持ちが、スッキリしてきたのは、長男が年長になってやっとです。
わたしは、積極的なママ友作りはしなかったけど、結果、子どもが仲良しのママほんの数名とLINEでつながるようになりました。
子どもが遊びたがれば、連絡を取ってたまに遊ぶけど、定期的に遊ぶ約束をすることもありません。
これで十分、と思いました。
自分が無理をしてまで、ママ友作りをしなくてよかったな
ママサークルとかに入らなくても、保育園の友達だけで十分だな
結局、子どもも親も孤独にはならなかったな
そう思っています。
まとめ:ママ友作りは、お母さんの“自然体”でオッケー!
長男の保育園時代を終えて、分かったことがふたつあります。
- 子どもより先に、親が仲良くなる必要はない
- 自然と仲良くなる家族とは、行動範囲が似ている
たとえ親同士が仲良くなっても、子ども同士がそれほど仲良くないと、自然と離れていきます。
「子どもが仲良し」→「親も親しくなる」の順番が楽です!
そして、自然と仲良くなる家族とは、公園や買い物など、遊びに行く先々でバッタリ会うことが多いです。
それはつまり、考え方や好み、生活パターンが似ているということ。
だから、一緒に遊ぶようになっても親のストレスが少ない。
無理をする必要なんて、どこにもありませんでした。
***
親だって、自分の友達の作り方は人それぞれ。
濃い関係が好きな人もいれば、ひとりで過ごす時間が楽しい人もいます。
大人になるにつれ、自分が快適な人との距離の取り方を自然と身に付けているはず。
それが、親になると一律で「ママ友作り、よーいドン!」というスタートラインに立たされるような気になってします。
でも、そんなラインはありません。
お母さんは、お母さんの自然体で、自分のペースでいいと思います。
そのうち、子どもが自力で走り出したら、手を差しのべて助けてあげる。
お母さんは、主役ではなく影武者なんだと思っていれば、少しは気楽に子育てできるんじゃないかな?と思います。
合わせて読みたい
コメント