「子どもの習い事としてギターってどうなの?」と思っているお母さん、お父さん。
子どもの習い事にギターはいいですよ!楽しいですよ!
この記事では、わたしが子どもの習い事にギターを選んでよかった点を、次のような方に向けてまとめました。
- 子どもにギターを習わせようか迷っている方
- 子どもが習いたがっているけど「ギターってどうなの?」と思っている方
- ほかの音楽係の習い事(ピアノなど)とギターで迷っている方
ちなみにうちの子(長男)が習っているのはアコースティックギターです。
子どもの習い事にギターをおすすめできる点
音楽系の習い事は、一般的に情操教育にいいとか、音感が身に付くとか、脳の発達にいいとか言われますが、ギターもその点は共通していると思います。
そのほかに、ギターならではのよい点としては、次のようなものがあります。
ピアノと比較していますが、その方が分かりやすいからです。
どちらが優れているかを決めたいわけはありませんのでご了承くださいm(_ _)m
ギターはピアノより初期費用が安い
まずは習いはじめる前のメリット。どちらかというと親のメリットですが、ギターはほかの楽器と比べると安いです。
音楽系の習い事をはじめる場合、自宅でも練習できるよう楽器を購入するのが一般的です(最初は教室のものを使ったとしても、長く続けるならあったほうがいいです)。
ピアノの場合、電子ピアノであれば安い物もありますが、習い事として続けるとなると、最低でも10万円程度する電子ピアノをそろえるご家庭が多いようです。
ギターの価格はというと、これもピンキリですが、初心者がはじめる場合はそこまで高い物をそろえる必要はありません。
新品でも2万円前後から購入することができます。
子どもはサイズの小さいミニギター(キッズギター)で練習しますが、たとえば『YAMAHA ミニギター JR2』なら15,000円(調査時の価格)です。
そのほか、月謝と楽器以外でかかる費用として、こんなものがあります。
- ピック
- チューナー(弦を調律する)
- 教本(ギター習得の基礎本)
- 曲集(楽譜)
- 弦(傷んだときに交換)
- カポ(弦をまとめて抑える道具)
ピックは100円くらいから。あとはどれも千円~三千円くらいで購入できます。
弦交換は有料で楽器店に頼むこともできますが、覚えてしまえば親にもできます。
ギターは置く(しまう)スペースを取らない
楽器の置き場に困ることもありません。
ピアノやドラムなどの楽器は置くスペースを確保する必要がありますが、ギターの場合、そんな心配は無用です。
ギターはどこでも練習できる
習い事は教室でのレッスン以上に、普段どれだけ練習できるかも上達の秘訣です。
その点ギターは持ち運びができるので、場所を選ばずに練習できます。家のどの部屋でだって、家の外でだって。
我が家は、次男の出産で3か月ほど里帰りしていたのですが、その間は実家にギターを持ち帰って毎日練習していました。
…旅行先にまで持っていくかは価値観にもよりますが、可能ではありますよね(旅行先にギターを持っていくのは、それはそれで楽しそうです)。
手軽に練習できるのは、ひとつのメリットです。
ギターは子どもの好きな曲を練習できる
習う本人にとっていちばん楽しいのは、好きな曲を練習できることではないでしょうか。
好きなアニメのテーマソング、好きなアーティストの曲など、自分の好きな曲を練習できるのは励みになるし、出来たときの達成感も強いです。
何より練習が楽しい!
長男は、名探偵コナンのオープニング曲や忍たま乱太郎の『勇気100%』なんかを初期の頃に練習していました。
もちろん、最初からプロと同じコードで弾くことなると難易度が高いですが、簡単なコードに書き換えて練習するという方法であれば、習いはじめて1年以内でも可能です。
どんな曲で練習するかは先生の方針もあると思うので、体験教室などで質問してみるといいと思います。
ギターは家族で演奏を楽しめる
子どもの演奏に合わせて家族で歌ったり、セッションしたりできます。
みんなが知ってる曲を弾けるようになると、家族みんなで楽しめます。
わたし自身も、長男が練習している曲を自主練しています。
つまりギターは手軽な点がいちばんのメリット
ここまで読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが…、子どもの能力開花とか、音感が身に付くとか、そういう面でギターが特別優れているかといわれると…正直わかりません(ごめんなさい…)。
習い事としてのギターならではの魅力は、もっと別の部分、
- 手軽に練習できて
- 知っている曲を練習できて
- 聴いている周りも楽しくなる
というあたりだと思います。
もちろん、一般的に音楽系の習い事に求めることもしっかり身に付くと思います。
親が音楽系の習い事に期待することといえば…
- 礼儀やマナーを身に付ける
- コツコツ練習する習慣を付ける
- 特技を身に付ける
- リズム感を身に付ける
- 脳の発達
- 情操教育
これらのことは、ギターでも一緒です。
ピアノとギターで迷う方へ
でもピアノと迷われる方って結構いらっしゃるようです。
我が家の体験談で恐縮ですが、うちも最初はピアノの体験教室へ行きました。
それのは特別な理由があったわけではなく、習い事の王道がピアノだったからです。
ほかの楽器はなじみがなくて、選択肢にはありませんでしたし、「ピアノなら音楽の基礎が身に付いていいのなか?」くらい。
それでヤマハの体験教室へ行ってみたけど、本人はたいして面白くなかったみたいです。
そして、興味をもったのが、同じ教室でやっていたギターとトランペットでした。
トランペットはまだ吹けなかったので、ギターの体験教室へいったことろ、興味を持ち習ってみることになりました。
実際に習いはじめてみると、ギターのいい面、楽しい面がたくさん見えてきたので、「この子はこれでよかったな!」と思いました。
いま振り返ると、我が家の場合は、親がピアノを習っていたわけでも、家にピアノがあるわけでも、ましてや将来音楽系に進ませようという目標があるわけでもありません。
習い事としてメジャーだから、ピアノを選んだだけでした。
いちばん大切なのは、子ども本人の興味関心ややる気ですが、もし子どもがギターに興味をもっているのに「ギター習って何か役に立つの?」「楽器を習うならピアノの方がいいんじゃない?」と思われているなら、決してそんなことはないよ、と思うのです。
子どもがギターを習う上でのデメリット
では、デメリットというかマイナス面はないかというと、1つあります。
ギターは慣れるまできれいな音を鳴らすのは大変
ピアノは、弾き方はどうあれ、ひとまず鍵盤を押せば音が出ます。
ギターはそういうわけにはいきません。
左手の指で弦を抑えながら、右手に持ったピックで音を鳴らしますが、指で弦を抑えるのも、ピックで弦を弾くのも、はじめはうまくできません。
特に子どもは手が小さいのと、力が弱いので、弦をしっかり押さえることに最初は苦労します。
もちろん練習すれば上達しますが、「弾きたいのに弾けない!」というジレンマを最初に感じるお子さんもいるかもしれません。
まとめ:子どもの習い事にギターは家族みんなが楽しい!
以上、「子どもの習い事にギターってどう?」と思ってらっしゃる方に向けて、おすすめしたい点やメリットをまとめてみました。
ギターを習うおすすめポイント
- ギターはピアノより初期費用が安い
- ギターは置く(しまう)スペースを取らない
- ギターはどこででも練習できる
- ギターは子どもの好きな曲を練習できる
- ギターは家族で演奏を楽しめる
わたしはこのなかでも、家族で演奏を楽しめることがギターの醍醐味かなと思っています。
子どもの演奏に合わせて歌ったり、とっても楽しいと思いませんか?
それじゃあ、ギターって何歳くらいから弾けるのか?どれくらいの練習で何が弾けるようになるの?って気になりますよね?
それについは次の記事でご紹介します。


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